果たして豊田一族の行く末は
トヨタの次期社長に、直系4代目の
豊田章男氏が内定しました。
あからさまな「 親の七光り 」での世襲に
ご本人もどこか後めたそうな態度に見えます。
世襲の何がいけないのか?
それには主に2点の理由があります。
1点目は社長の伜に生まれたら、どんなボンクラでも
次の社長になれるという事。
実にアンフェアで不公平。
明らかにモラルに反しています。
ボンクラ社長の為に、次代をになう優秀な人材を
逃してしまう事もしばしば。
そうなると企業としての損失は計り知れません。
2点目は、七光りしか社長に成れないという不合理が、
更なる不合理を企業内に蔓延させ、事なかれ主義の
イエスマンばかりが溢れ、中間管理職はやる気を失い
去って行く。
これらの問題により、落ちぶれてしまった企業に
ダイエー・三洋電機・丸井・各サラ金その他があり
枚拳にいとまがありません。
トヨタの来期2010年3月末の損益は1兆円の赤字と
予想されています。
この過去に例の無い、トヨタの危機に直面した時
トヨタが言う創業家一族への求心力という。
同じ愛知・三河出身の徳川幕府のような時代錯誤な
リーダー像で、この危機を乗り越えて行けるとは
とても考えられません。
今やトヨタの癌とも成っている、レクサスブランドの
統廃合という避けて通れない。
面子をかなぐり捨てた戦術は、
面子の塊・創業家出身者には当然無理な事でしょう。
という事は、トヨタの繁栄もGMやフォードと
同じような未路を歩む。
それが歴史はくり返すというものです。
そして何よりも腹ただしいのが、トヨタ一族の世襲に対して
批判的なメディアが、日本には全く無いという事実です。
広告収入面での大スポンサートヨタには、
一切たてをつかない。
こんな情けないメディアを育て上げてしまった責任は
私達市民側にもあります。
このように歪んでしまった日本の社会を
正しい方向に引き戻す最後の手段は、
やはり衆議院解散の総選挙により
これからの日本の全ての歩む道を、
私達自身が正しく選択し、旧社会の悪例を
断ち切って行く事しか無いと思います。