ZEEKは邪悪な警察の取締りと闘っています(10)

湾岸キャノンボール

ZEEKギャルのお尻をチョット盗撮

その日の「湾岸キャノンボール」の集合・スタート地点である
ロイヤルホスト千葉幕張店の駐車場とそこに併設するガソリンスタンドの
敷地にはいつものように300名以上の走り屋が集まり
チューンドカーの見せびらかし、オタク談義などの熱気で、時を同じくして
「あのジュリアナ東京」と同じ「バブルバブバブ」ってな状態です。


しかしそこには一人だけ妙なカッコのメタポでバブリーなダブルの
スーツのオッサンがいました。


私は気になり身元確認の為に「ロイホの本部の人ですか?」と何回も
質問しましたが口を閉ざして動き回っています。


実はこの人物があとで事件となるキーマンの一人であることをこの時
には全く気が付きませんでした。


そしてややもして12〜13名の警察官がパラパラっと駐車場の中にやって来て、
走り屋の集団の中でバツが悪そうにバラバラに立ち始めました。

走り屋達の冷たい視線や中にはからかわれて困っている警察官もおり、
何とも居ごこちが悪そうで笑えます。

するとその時です。50がらみの近所のオバさんってな感じの女性が
主催者である株式会社ジークの社長である私に抗議をして来たのです。

『あんた達何時だと思っているの?ウルサクて眠れないわよ!』と。
正直、私はビックリしました。
社会からは凶暴な暴走族と勘違いされている走り屋に夜中にたった
一人で文句を言いに来るオバさんてスゴすぎです。

それに近所には民家など全くなく一体どこからやって来たのか?
不思議なオバさんです。


キツネにつままれたような私はシツコク「どこに住んでいる誰なんですか?」
ときいた所、オバさんは興奮気味にとうとう白状します。

『私は元婦人警官よ!』と。
「ハアッ」という感じでしたが、世の中にはそんなこともあるのかな
という程度で、スタート時刻の午前3時となり一斉に横浜大黒パーキングに
向け合法キャノンボールはスタートしました。


そして翌日の読売新聞全国版の社会面を見てドギモを抜かれることになります。
何とそこには全段ブチ抜きで『湾岸レース阻止で騒然』眠れない住民抗議、
警官出動、若者とにらみ合いと私達の写真入でデカデカと掲載されているではないですか。


内容はいかにも迷惑な若者達が大騒ぎをするので付近の住民が困りはて警察に
取締ってもらったというイカニモありがちな捏造記事です。


あの妙なダブルのスーツのオッサンは読売新聞千葉支局サツ番の豊浦記者
と後で判り、元婦人警官と名乗るオバさん、警察らが組んだ
とんだ茶番劇だったのです。


こういうのを「仕込み記事」と言い御用新聞・読売新聞などでは
決して珍しいことではありません。

担当の千葉県警交通指導課の宇野沢管理官(当然裏金をシコタマポッポに
入れているキャリア官僚)によれば『これまで取り締まろうとしても
合法なので妙薬がない』とのことで、いまいち取り締まる決め手が無いから
騒ぎを大きくして新聞で問題にすればヤツらも少しはおとなしくするだろう
ってな所でしょう。


私達したたかな走り屋にとっては「バ〜カ」てな感じで、千葉県警
読売のせっかくのシコミ記事も全く痛くも痒くも無く、この記事が
全国的な広告となり湾岸キャノンボールは増々と勢いを増すこととなり、
警察は赤っ恥をかくばかり。

警察にとってはとんだ逆効果となりました(笑)