困ったもんだよ、酒酔い運転


いつまでもなくならない、酒酔い運転の事故に対して
警察は免許取り消し期間の長期化などの
行政処分の強化により、今後対処するという。


今夏に予定される、行政処分の強化は
今までの刑事処分の厳罰化に
更に上積みされるものである。


しかし、最近増えている処分が恐くてひき逃げをし、
結果として、助かるはずの被害者の命を
うばってしまう事故に対しては
更にこのようなひき逃げを
増やしてしまう事に繋がるのは明らかである。


「 犯罪を減らすには厳罰化だ 」というのは
余りにも安易な考えだと思う。


犯罪者は誰しも、初めから捕まる事を想定して
犯罪をしない事は、警察も充分に承知している筈である。


それでは、警察を始めとする権力側は
なぜ罰則の強化が好きなのか。


それは『 警察はいったい何をしているんだ! 』という
庶民の怒りをかわすには、一番簡単な方法であるからに
他ならない。


そして単純な頭を持った市民程、それを支持するものなのである。