フザケルな、農業!

いよいよTPP交渉が始まります。

地球上の垣根がどんどん低くなり、物品や人の出入りが自由に
なって行くのは実に効率upに役立ち私は大賛成です。


しかし中で気になるのは米に対する関税を特別扱いしようとする
自民党政権の動きです。


2011年の総務省の「家計調査購入額」では日本人の一所帯当りの
購入額はパンが米を抜いています。

つまり何が何でも米は日本人にとって最も重要な食糧であり
過剰に保護しなければならないなんて時代は終わっている訳です。

米の関税は何と「788%」
細川政権の時にスッタモンダの末輸入自由化に成った米は
自民党政権によりいつの間にか関税として788%に。


つまり私達はカリフォルニア米などの日本米とは大した違いのない米を
8倍近くもの価格で買わされている!?


輸入後のカリフォルニア米と日本米が同じような価格だったら
日本米を買っておこうかとの不当行為を強制されているにも
等しいのです。


結局関税がなくなれば競争理論上カリフォルニア米よりちょっと
高いだけの価格で日本米が手に入るようになります。



それでは何故そんなとんでもない事が日本でまかり通って
いるのでしょうか。


それは農業従事者が頭にハチマキを巻いて国会周辺に押し掛け
政治家に圧力を掛けているからです。


まるで江戸時代の「百姓一揆」のようです(笑)

江戸時代は日本の主産業は農業でした。

そして収入の半分以上を当たり前のように搾取されていました。

だから飢饉などがあると「百姓一揆」です。


しかし今は時代が違います。

そして全国民の3%しかいない農業従事者の8割が兼業農家です。

そして兼業の給与所得の方が多いのがほとんどです。


米の関税廃止によって米作では喰えなくなるなら転作にするか
転業すれば良い事でしょう



彼らのワガママにより私達主権者中の主権者である消費者に
大きな負担が生じる事など断じて許せません。

『フザケルなよ百姓!』と言っては言い過ぎでしょうか。