一つダメなら全てダメ!

『犬の連れ込み禁止!』

このような看板は富士山の美しい山梨鳴沢の
広大な芝生公園、空海が生まれたとされる讃岐の善通寺
日蓮が息を引き取った大本山池上本門寺
その他全国のいたる所で見かけられます。


その中でも日本て国は何ともコザカシー国だなと
思わせるのが上記の3ヵ所です。


雄大な富士を見渡す、さぞかし山梨県得意の公共事業
土建屋が税金で潤ったと思われる公園で
納税者が犬と一緒に散歩するなとはどういうことなんでしょうか。


そして日本を代表する宗教家である空海日蓮の精神を受け継ぎ
「生きとし生けるもの」全ての幸福を説く仏教寺が
境内を犬と散歩するなとケチなことを言うのも余りにも情けない。


笑えるのは「連れ込み」というフレーズ。
これは私のようなオジさん世代で今の「ラブホ」のことを
「連れ込みホテル」とベタに呼んでいたのを彷彿とさせます(笑)

これら犬の連れ込み禁止区域では
一部の人間が犬のフンを持ち帰らないので全面的に
犬の散歩を禁止したと推定されます。


ようは一部のマナーの悪さを是正するのは面倒だから
手っ取り早く全面禁止にしちゃった方が
簡単だということでしょうが、実に日本的。


上から目線のゴーマンな態度だと思います。
そこには利用客や参拝客への配慮など微塵も感じられません。
『お金を落としていかない者をお客とは言わない?』
それでは各家庭を無料で訪れる友人・知人もお客ではないのでしょうか。

無料でお訪ねいただけるお客様こそ大切にもてなす。

それこそが私達日本人の誇りだと思うのですが、いかがでしょうか。