オタクの王様とは…

世の中には色々・数々なオタクが存在しています。


その中でも王道を歩むのが「クルマオタク」であると私は自負しています。


昔は「カーマニア」などと言われていましたが、今はもっとコッていて
その呼び名は「クルマオタク」というとこでしょう。


このエコの時代にクルマの楽しさは
1にハンドリング
2にレスポンス
だなんて言っている者はやはり「オタク」と呼ばれても仕方がないし
「カーマニア」などと呼ばれるよりも
「カーオタク」と言われた方が私はうれしいのです。


先日もある青年からクルマがとても好きなのだが、
経済的事情でクルマを持てないので
「クルマオタク」の資格が無いと言われましたが、そんな事はありません。


クルマオタクの必須条件として
必ずしもクルマを所有しなければならないと言うルールは有りません。


良く恋愛小説を書くには豊富な恋愛経験が無ければならない
などと言われますが、そんな事は無いと思います。


それでは世の中にあふれる殺人事件の小説の作者は全てが殺人の経験を持って
いなければ書けないと言うのと同じになってしまいます。


クルマオタクにとって必要なのは『クルマのスペック』です。


クルマはあくまで機械ですからそのスペックにより
だいたいが解かってしまうのです。

だからポルシェ911がどんなにエンジンが優れていようと、
リアエンジン(RR)である限りコーナーではFRやミッドシップよりも
基本的に限界スピードは低く、世界中の自動車評論家が
褒めちぎる程には優らしくない旧式なクルマだと分かる訳です。


クルマオタクに成りたいなら一番の近道はやはり
業界誌たる自動車雑誌の丸暗記が手っ取り早いでしょう(笑)


お勧めは「ゲンロク」あたりでしょうか。


バブルの頃はチャラチャラ・ヨイショしすぎだったこの雑誌も
最近では外国人ライターの和訳や写真に優れ
他のどの雑誌よりも情報が早く
質の良いコメントが寄せられています。


まあ、まだまだ欧州誌に比べ、チャラついた記事も
目立ちますが日本の自動車評論家の現状は苦しく
ついついヨイショ記事に走りがちな事情も分ります。
許してあげましょう。


記事の中からキラリと光る真実を見つけ出すのも
クルマオタクの醍醐味です。


クルマ好きの皆さん、オタクの王様はクルマです。
アキバ系鉄っちゃんを凌ぐオタクの王道を
歩もうじゃありませんか(笑)