走る棺桶、ダイハツ・タント

年明け早々、棺桶の話で恐縮です。

ダイハツ・タント、恐ろしいクルマです。
何が恐ろしいかって、ミニバンなのにセンターピラーが無い!!
いくらスズキとの軽自動車での覇権争いの最中とは言え、
こんな危険なクルマを売りまくってはいけません。
只でさえボディ剛性を確保しにくい軽自動車において、
センターピラーを無くして乗員の乗り降りの利便性を上げると言う
コンセプトは自動車メーカーが掲げる
「安全性」を無視した暴挙と言えるでしょう。


現代のクルマはその構造と装備により前後からの衝撃には
ある程度対応できるレベルにまで達してきました。
しかし横からの衝撃に対しては
いまだにこれと言った処置ができていません。

乗員の横にはすぐドアが有り、
その外側には衝撃を和らげる空間が取れません。
その為にクルマの横に他のクルマが突っ込んで来た場合などには
ボディに大きく喰い込み乗員は致命的な損傷を負います。
考えてみただけでも実に痛そうです。


TVコマーシャルでは小池栄子ユースケ・サンタマリアという
いかにもノンキな夫婦がセンターピラーの無い
タントの中から子供が抱きついて来るという女性好みの切り口で
頻度高く放映しています。

そのお陰かダイハツ・タントは2010年の累計販売数では
車種別で第3位を確保し、ダイハツの軽自動車トップという
念願の目標維持に大いに貢献しています。

しかしその陰で一家が悲惨な目にあうケースも
数え切れない程にあることでしょう。

ダイハツはトップになる為には『人の命を失うこともいとわない?』
という戦術を猛省して勇気を持って
タントに丈夫なセンターピラーをつけるべきでしょう。


それが日本が世界に誇る軽自動車造りの真のプライドであると思います。


そして特に危険が有るとも思えない中国製の食糧品には
いくら安くても手を出さないが、家族を危険にさらす
ダイハツ・タントを平気な顔して購入している女性を
中心としたユーザーには「もっと頭を使いなさい」と警告したい。